<オフ・ブロードウェイ>を彷彿とさせる、ミュージカルカンパニーOZmate企画
≪OZブロードウェイシアター≫
第1弾は、ブロードウェイにおいて偉大な業績を残した伝説の3人を讃えるLIVE SHOW。

演出家より チケット予約
OZmate 演出家 辻井 奈緒子より

ブロードウェイに初めて行ったのは、もう20年も前のこと。
その頃、東京でミュージカル論を教えていただていたミュージカルアドバイザーの
風早美樹先生に連れられ、劇団の同期や一緒にミュージカルを学んでいた人たちと一緒
に海を渡った。その頃のブロードウェイは今とは違って治安がとても悪く
「死にたくなかったら、夕方以降、大通り以外は必ずタクシーを使うように」
と言われ驚いた。現に引ったくりの現場に2度ほど遭遇した。
ホテルの前のお店に食料を買いに行くのも、何人かで固まって一斉に走って移動した。
まさに緊迫感にあふれた旅行だった! 毎日朝起きてダンススタジオに通い3レッスンをこなし、
そして劇場に。
そしてその頃、まだ「コーラスライン」がロングラン中だった。
日本の大手劇団が上演したこの作品を見たことはあったが、別段すごい作品だとは思っていなかった。
ただのダンサーたちのバックステージものという印象しか残っていなかった。
しかし、ブロードウェイで見た「コーラスライン」は私が日本で見たものとはまったく違う作品だった。
舞台の上には白人も黒人も…チャイナもプエルトリコ人も、
いろんな人種の人間たちの<人生>があった。そしてこの舞台を見た時に

「これは日本人だけで演じられる作品ではない。
この人種がひしめき合う、そして認めあうブロードウェイでなくては。」

と強く感じた。こんなにスケールの大きなミュージカルを日本人がよくわかりもせずに軽く上演してしまう怖さ。
そして、その作品を見て私のように「このミュージカルは別段おもしろくもない作品」などと決め付ける怖さ。
「コーラスライン」を見たとき、この作品をおもしろくないなんて思っていた自分を後悔したし、
それより何も創った人たちに本当に申し訳ないと感じた。そして、このときの思いが今の私を作っている。
ちゃんと<本物>を理解したい。
そして、その上で

<日本人のハートをこめたミュージカルを創る!>

いつか「これが日本人のミュージカルです!」とブロードウェイで上演したい。
そのために…今回あらためて<ブロードウェイ>に真っ向から挑戦したいと思います。